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【新時代のネットビジネス戦略 vol.2】
サブスクリプション型ビジネスの新潮流

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筆者近影

宮崎 晴人(ハルデザインコンサルティング株式会社 取締役会長)

2011/11/30

サブスクリプション型ビジネスが急拡大しています。
今月4日に米ナスダック市場に上場した、米グルーポン。初日の時価総額は、1兆2900億円を付けました。ネット企業としては、2004年のグーグル以来の大型上場となりました。
この米グルーポンも、サブスクリプション型ビジネスの一つです。サブスクリプションとは、定期購入の意味。雑誌の定期購読のように、会員登録をしたユーザだけに特別な情報を提供し、クローズ取引を行うのがサブスクリプション型ビジネスです。そして今や、ネットビジネスの新潮流は、サブスクリプションモデルであると言えるほど、大流行りとなっています。

今回は米国を舞台に盛り上がる、サブスクリプション型ビジネスについてお話ししたいと思います。


サブスクリプションモデルにも、様々な種類があります。
先の米グルーポンは「フラッシュセールス系」と呼び、大幅な割引を目玉とした会員制ネット販売サービスです。ここでは、今話題のサブスクリプション型ビジネスを、系統別に見て行きましょう。

【フラッシュセールス系】
フラッシュセールス系は、大幅割引が最大の売りです。
クーポン販売のグルーポンの他、ラグジュアリーブランドの格安ネット通販を行うGILTやBRANDSforFRIENDS、高級ワインの格安販売のLot18などが有名です。
そもそもなぜ、今になって格安販売が可能なのでしょうか?
例えば、GILT。セールにならないと値下げされないと言われて来た高級ブランドですが、その裏ではキャッシュフロー確保のため、ブランド企業側も、買い付けたショップ側も、シーズン中の過剰在庫を放出し、クローズアウトマーケットでディスカウント販売をする現実があるのです。この業界の特殊な仕組みに目をつけたGILTは、高級ブランドの過剰生産品を直接買い付け、ネット上で会員登録を済ませた顧客に最大70%オフで販売するサブスクリプション型ビジネスを立ち上げました。このアイディアがヒットし、現在では300万人の会員を持つまでになっています。
また、Lot18は高級ワインのフラッシュセールスサイトですが、こちらもワイン業界の複雑な卸売関係の仕組みを排除し、ワイナリーから直接購入。安く仕入れた分を顧客に大幅割引として還元するサブスクリプションモデルです。立ち上がって1年ですが、現在は、毎日200から300ケースのワインを販売するサイトに急成長しています。

【定額レコメンド系】
定額レコメンド系で有名なのがShoedazzle.comです。その特徴は、毎月39.95ドルでShoedazzleがお勧めするファッションコーディネートを1アイテム買えるサイト。米国で2008年にスタートし、現在は会員数300万人を誇るビジネスに成長しています。初めてのユーザは、簡単なファッション趣向のテストを経て、まずは会員登録。すると、個人の趣味に合わせて、スタイリストが毎月ファッションアイテムを選んでくれるというサービスです。
今まで自分でファッションを選んでいた人にとっては、不思議なサービス。でも、意外とスタイリストに選んでもらった経験がある人は少ないのでは。Shoedazzle.comは、その貴重な体験を得られるところに、魅力があるようです。

ネットビジネスの新潮流として注目を集めるサブスクリプションモデル。このトレンドは、時を待たずに日本にも上陸することでしょう。

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