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STEM教育がグローバルリーダーを育てる

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筆者近影

宮崎 晴人(ハルデザインコンサルティング株式会社 取締役会長)

2014/04/15

今、アメリカの大学では『STEM教育』が注目されています。
STEM教育とは、サイエンス(science)、テクノロジー(technology)、エンジニアリング(engineering)、数学(math)に重点を置いた教育です。アメリカ経済が今後も拡大して行く過程では、間違いなく、これら4つの分野が中心を担うと言われています。STEM教育は、この4つの分野で多くのリーダーを育成し、アメリカ経済の牽引役となる人材を、社会へ輩出することを目的としたプログラムです。

先日、Forbesオンラインに、このSTEM教育に関する興味深い記事がありました。
今年1月に開催されたホワイトハウスの大学進学サミットにて、人種や経済環境を越えた様々な学生の学位取得を支援するPosse財団から、驚くべきアナウンスがありました。それは、アメリカの低所得層、および中所得層を中心に500人の学生を選抜し、STEM教育の強化プログラムを受けた後、米国のリーダー的な大学10校に進学させるという新しいプロジェクトの発表です。このプロジェクトの実行にあたり、Posse財団と各大学から、70億円($70 million)の資金が提供されると言いますから、桁外れのスケールです。

Posse財団の狙いはこうです。
「低所得層の学生は、有名大学に入ったとしても上手くやって行けない」という、従来の根拠のない伝説を打ち壊し、能力のある学生であれば経済的環境に関わらず、社会が積極的に支援するという流れを作ることです。そもそも、Posse財団は『increase student diversity at selective U.S. colleges』を掲げて運営されている組織ですから、今回のプロジェクトには大きな意味が込められています。

一方、アメリカ政府ならびに、オバマ大統領もこのPosse財団におけるSTEM教育プロジェクトに賛同しています。
アメリカのSTEM教育は、危機にさらされています。実際に、この4つの分野では諸外国の学生と比べて、アメリカの学生は大きく能力が劣っているというデータが存在します。特に、将来のマジョリティ人口になるであろう、現在のマイノリティ人口の家庭では、経済的な限界が理由となり、このSTEM分野の教育に触れさせる機会がありません。アメリカ経済の牽引役と言われるSTEM分野で、将来、大多数を構成する人々が、STEM教育を受けられないということは、国家的な危機と言えます。まして、諸外国の方がSTEM分野で優秀な学生を輩出しているのであれば、将来のグローバルリーダーは、アメリカ以外の国々が担うことになるでしょう。
米国が、今、STEM教育に重点を置く理由がここにあります。

〈ニュースソースはこちら〉
Bringing Low-Income Students Into STEM Education

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