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WEB BUISINESS STRATEGY REVIEW


急成長するオンラインJOB市場のトップを狙うODesk

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筆者近影

宮崎 晴人(ハルデザインコンサルティング株式会社 取締役会長)

2013/09/26

「Eワークは、Eコマースを必ず超える」
年間300億円規模のオンライン上の仕事を流通させる米国ベンチャー企業、ODesk社のCEO、Gary Swart氏は、こう言っています。テクノロジーの進化が、毎年のようにオンライン上の仕事を拡大させており、昨年、ODesk社のオンラインJOBに登録したフリーランサーの数は250万人。「2020年までに、3人に1人が、何らかのオンラインJOBを持っている時代になる」とGary Swart氏が言うように、凄まじい急成長を見せています。すでに、ODesk社の初期社員がスピンアウトし、別のEワーク会社を設立するなど、参入企業も増えています。オンラインJOBが、8%弱という米国の失業率改善の救世主となるかが注目されています。

これまでも、オンライン上で完結する仕事はたくさんありました。
Webデベロッパーや、デザイナー、エンジニアなどは、元々オンライン上に成果物を作るので、リモートで仕事をやり取りする事が当然です。しかし、ここに来てオンラインJOB市場の拡大が加速しているのは、企業も含めて、人々がオンライン慣れして来ているからに他なりません。Eコマースが当たり前のように使われる時代に、もっとEワークを上手に利用できても不思議ではありません。

実際に、Eワークで何が扱えるかと言うと、Web系の仕事以外にも、市場調査、翻訳に加え、会計や法律事務ですらオンライン上で完結する事が可能です。受発注側双方のルール作りや、クラウド技術の発展が支えれば、今後の労働市場が益々オンライン化することは間違いないでしょう。

ODesk社は、このような時代の流れに注目し、オンラインJOBのプラットフォームを提供しています。
サイト上の250万人のフリーランサーは、世界中から登録されており、それぞれの仕事のレーティングと実績が紹介されています。一方、企業側の仕事のオファーは、年間130万件。その中で、双方の条件が成立した案件が、課金対象となります。

日本でも同様の業態として、クラウドワークスやランサーなどと言ったマッチングサイトがありますが、ODesk社との大きな違いは、ODesk社はフリーランサー目線でビジネスモデルが作られている点です。登録フリーランサーは、それぞれ自分の能力に見合った「時給」を公開しており、企業側がこの時給と仕事内容に照らし合わせて、発注を決める『ハイアーリング方式』です。
また、時給も自身の能力向上に比例して上昇するため、半年前に時給10ドルで始めたフリーランサーが、今は時給80ドルでもオファーをもらうケースもあり、そのゲーム性も魅力です。

一方、古くは楽天ビジネス時代から存在した、ビジネスマッチング事業は、発注側目線でビジネスモデルが作られており、提示金額と仕事内容に対してフリーランサーが入札、もしくは、コンペ参加することになります。そのため、発注側の言いなりになりやすく、仕事単価もフリーランサー側が企業側に合わせる形になります。見習い中のフリーランサーであれば、勉強の一環として試しても良いですが、ODesk社の方式の方が確実に「雇ってもらえる」ため、優秀なフリーランサーが集まりやすい環境を作っています。

すでに、急成長を遂げる米国オンラインJOB市場への、参加企業も増えている状況です。いずれ日本でもこの市場が活況になる事は、時間の問題と言えるでしょう。

ODesk
https://www.odesk.com/

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