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求人サイトの価値が根底から覆る、Adzunaの次世代求人広告検索エンジン

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筆者近影

宮崎 晴人(ハルデザインコンサルティング株式会社 取締役会長)

2013/09/19

近頃、ロンドンのテクノロジーベンチャーがホットです。
2010年にスタートした「Adzuna」も、その注目株の一つ。「次世代検索エンジン」と呼ぶ彼らの検索サービスは、世の中の複数サイトに散らばっている求人広告を、Adzunaサイトからワンストップで検索できるというもの。職種と場所さえ入力すれば、全ての求人広告が見れると言う、シンプルなサービスが人気です。CEOのAndrew Hunter氏は、元はGumtreeという英国最大の募集広告サイトでマーケティングを担当。求人広告だけが、なぜGoogleのように横断的に情報を拾って来れないのかに疑問を感じ、Adzunaの発想に至りました。Adzunaは、イギリス国内の全ての求人情報を把握しているため、現在では、職業別の人気度や給与予測も可能になり、よりユーザ目線の職業選びとして支持を得ています。

求人系サイトと言えば、日本でも大手のリクナビやマイナビを始め、小さい媒体も含めれると結構な数のサイトが存在します。
当然、募集広告の掲載数が多いサイトから見るユーザが大半ですが、希望している職種が特殊な場合や、勤務地が都市でない場合は、必ずしも最初に閲覧するサイトで情報が見つかるとは限りません。特に、テクノロジー系のスタートアップ企業でエンジニアの仕事をしたい、などの検索では、結局、ため息が出るほどの時間を使い、数々の求人サイトを渡り歩かなければなりません。

Adzunaは、この状況をワンストップで解決します。
トップページの検索ボックスに、希望する職種と場所を入力すると、そのエリアの求人広告の見出しが一覧で表示されます。さらに、オプション検索で、希望する給与額やフルタイムかパートタイムかも選択できるので、より探している情報に当たる確率が高くなります。

また、Adzunaは、ジョブ分析機能も無料で提供しています。
希望の職種がどの程度人気があるのか、この数ヶ月いくら位の給与が提示されているのかなど、エリアに絞って分析が可能です。このツールを利用すれば、自身が希望する職種が将来的に有望なのか、また、探している地域が妥当なのかなどが瞬時に把握でき、精度の高い仕事探しが実現できます。

さらに、求人広告の中には、給与額が曖昧だったり、明確に表示されていないものもありますが、Adzunaはイギリス全土の求人データを網羅的に把握しているため、Adzunaが予測する給与額を表示する事ができます。

日本の求人サイトも相当数が乱立していますが、近い将来、Adzunaのようなワインストップサービスが可能になると、ネット求人広告市場は大きな変革を迫られる可能性が高いと言えます。自社媒体と言う概念がなくなった時、既存の求人広告サイトはどう広告価値をアピールできるのか。テクノロジー競争による、さらなる戦いが予想されます。

Adzuna
http://www.adzuna.co.uk/

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