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インターネットビジネスを始める前に知っておきたい10の法則
5.独占できるキーワードには最適規模がある

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筆者近影

宮崎 晴人(ハルデザインコンサルティング株式会社 取締役会長)

2013/04/02

GoogleトレンドとUbersuggestで、ユーザ目線のサイトツリーが完成したら、今度はキーワードの検索ボリュームを調べます。
その理由は、ユーザが検索するキーワードの中には、たくさんのユーザが検索するキーワードと、そうでないキーワードがあるからです。より多くの訪問者数を獲得するには、検索ボリュームの大きいキーワードを意識する必要がありますが、一方で、そのような大きい検索ボリュームを持つキーワードは『コモディティ・ワード』であったりします。つまり、あまりに一般的な何の変哲もない言葉過ぎて、自社のビジネスに結びつかないキーワードです。したがって、自社のビジネスに結びつくキーワードは、検索が極端に少ないキーワードでもなく、検索が膨大なキーワードでもない、適度な検索数があるキーワードになります。

このような独占できるキーワードを探すには、Googleのキーワードツールを利用します。

【Googleキーワードツール】
http://adwords.google.co.jp/o/Targeting/Explorer?__u=1000000000&__c=1000000000&ideaRequestType=KEYWORD_IDEAS

Googleキーワードツールは、本来、アドワーズ広告を出すためのキーワード調査に使うのですが、実は、コンテンツ作りのキーワード選びにも活用できます。なぜなら、検索ユーザを集める活動は、広告でもコンテンツでも、導線は同じだからです。

先ほどお話ししたように、検索ボリュームが大きいキーワードはコモディティ化して、価値がなくなっています。実体経済でも、コモディティ化した商品は、激しい価格競争によって市場価格が大幅に下がり、結果、ビジネスとして成り立ちません。
同じように、検索キーワードの世界でもコモディティ化現象が起こります。誰もが検索するキーワードは、あまりにも意味が広過ぎて、訴求価値をなくし、ビジネスに結びつきにくくなります。
例えば「求人」というキーワードは、Googleキーワードツールによると、月間600万回検索されるキーワードですが、あまりにも漠然とし過ぎた言葉であるため、ユーザが何の「求人」を探しているのか、もう少し詳しくフィルターをかけないと見込み客として判断できません。また、ユーザ側も、まずは「求人」というキーワードで検索しただけで、学習を重ねると、もう少し詳細な検索キーワードを割り出し、徐々に希望の目的地を絞り込みます。

したがって、大事なのは、ユーザが検索を始める時点のビッグキーワードを押さえることではなく、目的地を絞り込む時点で入力するであろう、詳細キーワードを独占することなのです。

この詳細キーワードの理想の検索ボリュームは、月間1万回あたりのキーワードです。
例えば、「地域+求人」で、月間約5万回検索キーワードになります。そして、「地域+ジャンル+求人」で大体1万回検索キーワードになります。
つまり、ある地域での求人を独占したのであれば、「地域+求人」というキーワードを独占するのではなく、「地域+ジャンル+求人」を全て網羅することで、結果的に「地域+求人」という市場で一番になることができます。この辺りが、広告とコンテンツ作りの考え方の大きな違いです。つまり、コンテンツは下から積み上げて、より大きな市場のユーザを獲得していきます。

さて、なぜ月間1万回より下でもなく、上でもない検索ボリュームのキーワードが理想かと言うと、CTR(クリックスルーレート)から採算を計算するとその数字になるからです。CTRとは、検索結果が表れてユーザがクリックする確率ですが、専門の調査会社よると、Google検索で1番に表示された場合のCTRは20%から40%になります。仮に、一番低い20%だとしても、1万回検索されれば2000人は訪問者として獲得できます。その中から、顧客化できる確率、つまり平均的な新規顧客のCVRが1%とした場合、20人が顧客化できます。
新規に顧客化できる人数と、独占できるキーワードの規模を比較した場合、月間1万回というキーワードが、もっともコンテンツ作りにおける投資対効果の高い数字となります。

大事なことは、初めから100万回の検索キーワードを狙うと、規模が大き過ぎていつ独占できるか分かりませんが、月間1万回のキーワードを、10個独占したり、100個独占することで、キャッシュフローを生み出しながら、徐々に、獲得顧客数が10倍、100倍となって行く方が、確実な戦略だと言えることです。

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