


湘南藤沢メディアセンターについてご紹介を下さい。
1990年に慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(以下、SFC)が創設され、同時に湘南藤沢メディアセンター(以下メディアセンター)もオープンしました。
従来の図書館と違い、メディアセンターは、コンピュータセンターと図書館の2つの機能を備えていることが特徴です。
図書の貸出はもちろん、デジタルカメラの貸出や編集機器の提供、各種スタジオ設備の管理、コンピュータの利用サポートなど、キャンパスでの授業や研究を、様々な面からサポートするのが、メディアセンターの役割です。
Webサイトリニューアル・施設予約CMSの開発に至る経緯をお聞かせ下さい。
以前のサイトは、スタティック(静的)なHTMLで構成されており、更新作業はホームページ作成ソフトなどでHTMLを直接直すという運用方法でした。その為、メディアセンターで提供するサービスが増えるにつれ、更新時の作業量がどんどん膨れ上がっていました。また、利用者に最新の情報を提供しなくてはなりませんから、更新のスピードも求められています。そこで、コンテンツマネジメントシステムを導入することにより、作業量の軽減と情報提供のスピードアップを出来るのでは、ないかと考えていました。
また、メディアセンターでは複数のスタジオ施設がありますので、それらの予約管理はメールと紙ベースで全て管理していました。この予約作業を自動化し、キャンパスネットワークを利用した予約システムの構築することで、利用者にも便利なサイトを提供することも考えられました。
実際に導入されたCMSツールはどのようなものですか。
まずサイト全体は、CMSツールで管理している部分とシステムから出力されている部分とが組み合わさって構成されています。
CMSツールとしてはMovableType(以下MT)を導入しました。今までは、更新したHTMLファイルをFTPを使いアップロードしていましたが、MTを導入したことにより、即時に更新が出来るようになりました。
またページによって担当者が異なっても、MTでテンプレートデザインを統一していますので、誰が更新しても大きくレイアウトが崩れることもありませんし、サイト内をまとめて管理できるのでとても便利です。

慶應義塾湘南藤沢メディアセンター
浅尾千夏子様
システムについてはいかがですか。
開館カレンダー、ニュース・イベントの情報管理、施設の予約、などをシステム化しました。
メディアセンターのWebサイトの中でも、開館カレンダーはとても重要なコンテンツです。データを入力すれば開館カレンダーのページはもちろんのことトップページへも自動的に表示されるようになりましたので、大変便利になりました。
施設の予約は、空き状況の表示、ユーザの仮予約、管理者の承認後に本予約、当日の鍵の貸し出し返却の管理まで、自動化されています。ありがたいことに、特によく利用する方々からはとても使いやすくなったという声が耳に入ってきています。
スタッフも管理が大変楽になり助かっています。
開発で苦労されたことなどありましたらお聞かせ下さい。
サイトのことだけでなく、メディアセンター内の業務中で解決しなくてはいけない問題があり、それをどこまでWebサイト・CMSに盛り込みシステム化・自動化するかというところを纏めるのに苦労しました。
メディアセンターのWebサイトは、一般企業のような広報的なWebサイトではなく、メディアセンターを利用する人のマニュアルとしての役目があるので、利用者の目線に立ってシミュレーションを行いながら開発を進めました。
また、サイトの構成の変更や施設予約CMSを導入することにより、メディアセンターを利用する為のルールや、スタッフの業務内容が変更になる部分もあります。それらは全ての部署にかかわってくることもあるので、部署間での意見の調整が必要になりました。
今後どの様に活用されていかれますか?
今回のリニューアルを行ったことで、利用者の利便性はとても高まりました。しかし、より多くの方に利用してもらわなければ意味がありません。その為にも、SFCのキャンパスサイトや他のキャンパスにあるメディアセンターとの連携をどのようにして強めていくことが出来るかというのが課題だと考えています。 また、最近ではキャンパス内だけはなく、キャンパス外や家からのアクセスが増えており、データベース(http://database.lib.keio.ac.jp/dbnavi/sfc/index.php)へのリモートアクセスがとても重要となってきています。こういう利用動向を分析し把握することで、より使いやすいサイトにしていけたらと考えています。
■慶應義塾湘南藤沢メディアセンターシステムの概要
慶應義塾湘南藤沢メディアセンター
http://www.sfc.lib.keio.ac.jp/


